長草の古窯 その2 [長草のこと]
長草の古窯の続きです。
http://blog.so-net.ne.jp/nagakusa/2007-03-26
古窯についていろいろ調べていくと、大府の丘陵地帯には,多くの古窯が見つかっている。平成17年3月9日現在、大府市全体で、174の古窯が確認されている。これは結構な数だ。
大府市の場合、区画整理事業などで、こうしたものが発見されると、それから調査を行う形になるので、本当は知られていないだけで、もっと多くの古窯があるのかもしれない。
前回取り上げた深廻間の古窯群も3カ所確認されていて、それぞれ「深廻間A古窯群(鎌倉)」、「深廻間B古窯群(中世)」、「深廻間C古窯群(中世)」と名付けられている。
また、周辺には、「上田ノ松古窯(中世)」「車池A古窯群」「車池B古窯群」「立根B古窯群(中世)」「立根C古窯群(中世)」「山口古窯群(中世)」「柊山A古窯群(不明)」「柊山B古窯群(不明)」「柊山C古窯群(中世)」があり、中世には、この辺りが、焼き物の一大産地であったことがうかがえる。

(写真は「深廻間B古窯群調査報告書」から)
前回の記事で「試し焼きの窯...」といった記載をしたが、大府市の歴史民俗資料館に問い合わせたところ、窯がキチンと作られており、何度も焼いた形跡があることから、試し焼きのものではないのではないか...との見解をもらった。

(写真は「深廻間B古窯群調査報告書」から)
昨年出版された調査報告書の写真を見ると、確かにきれいに窯の形で残っていて、試しのものではなさそうな感じがする。

深廻間A古窯群のあった辺り

深廻間B古窯群のあった辺り

深廻間C古窯群のあった辺り
それぞれ現在は、区画整理によって宅地になり、新しい住宅が建っている。

近くには公園がある。部分的でもいいから、古窯を取り込んだ公園づくりを考えてもよかったように思うが...それは贅沢なことだろうか?。
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